[00:15.183]一つ息を吸って

[00:17.210]また消えてゆく音

[00:20.113]麻酔に頼って 時計は回って

[00:24.221]気づけばほら

[00:27.045]何が苦しくたって

[00:29.141]何が悲しくたって

[00:30.794]言いたかったことは何だった

[00:33.900]君を知らぬ街を歩いた

[00:36.144]吐き出す間もなく流れ去ってゆく

[00:40.848]街灯の下 虫の死骸を見た

[00:44.450]何が僕はしたい

[00:46.692]

[00:47.438]穴だらけの解

[00:48.858]古くなった思いは

[00:50.337]薄れど痛みを残し

[00:52.872]出どころは曖昧だ

[00:54.861]ただ重いや

[01:00.430]

[01:03.034]最低な記憶と蓋を綴じた 僕ら

[01:15.464]風が吹いて空は遠く

[01:19.360]このまま「消えちゃえばいいわ」って

[01:23.723]一緒に口ずさんでみた

[01:26.187]名も忘れた

[01:28.230]流行りの歌 何を思うか

[01:31.719]背を向けた月へ飛べ そのまま

[01:44.212]

[01:50.847]そう これはただの心音

[01:53.215]誰も知らない心象に酔って

[01:56.080]時間ばかり過ぎた 夏は遠く

[01:58.308]残ったのは少し老いた体

[02:01.086]空いた穴に焼き直した

[02:02.811]青ばかりが煌めいて

[02:05.498]たったそれだけ

[02:06.640]

[02:06.949]言いたかったことは何だった

[02:09.868]嫌に喉ばかり乾いた

[02:12.276]吐き出す間もなく流れ去った

[02:15.839]一つずつを拾いに行こうか

[02:19.893]口に出した

[02:26.937]

[02:29.572]口に出した

[02:38.788]

[02:45.418]「最低な記憶」と目蓋閉じた 閉じた

[02:57.731]風が吹いて空は遠く

[03:01.667]ああ、僕はどこか止まったまま

[03:06.583]知らない君を識るのが怖いのだ

[03:13.622]とうに枯れたひまわりに

[03:17.187]恋をしている

[03:21.229]恋をしている

[03:24.869]

[03:27.055]雪だ