[00:16.125]青く澄んだ雨の病

[00:19.291]一人きりの呼吸は徒然

[00:23.179]痛む心に滲む鋼鉄の愛があった

[00:29.711]触れたならば消えてしまう

[00:33.100]微かに灯る炎のように

[00:37.077]全てを知らないままでいたいと君は言う

[00:42.817]透けた白い首筋に

[00:47.514]控えめに下がるGarnet

[00:50.625]閉じた目蓋に艶めくアイシャドウ

[00:55.697]羽のようにふわりと舞う体が

[01:02.133]時に震えて凍えて

[01:06.771]溢れた涙は冷たい

[01:09.195]甘い想いと憂いの恋は

[01:13.636]幻のようで

[01:16.625]「どこにも行かないで」

[01:19.111]なんて言葉すり抜けてく

[01:22.258]身勝手な夢

[01:24.041]歪んだ瞳の奥見せた赤い光が

[01:30.568]記憶の深くに巣食って

[01:33.686]煌めいては僕を突き放す

[01:53.445]挽歌の海沈んだなら

[01:55.978]静寂の悲愴を愛せただろう

[01:59.654]そんな話ばかりを僕らは好んでた

[02:05.687]夜空の星々さえ

[02:10.441]君に嫉妬するだろう

[02:13.403]遣り切れずため息をつくだろう

[02:19.451]瞳は僕を捉え

[02:24.128]確かにそこにいるのに

[02:27.079]映すのに

[02:29.525]どこか虚ろに空を見る

[02:33.071]少しだけ絡めた指先

[02:36.447]酷く冷えていた

[02:39.405]「ここが苦しいの」と笑った君は

[02:43.497]数秒で手を離してしまう

[02:46.781]伝えたい言葉は鋭利

[02:50.509]それでも僕は

[02:53.027]こんな人間だ

[02:55.451]証明をここに残す

[02:58.364]「愛している、君だけを。」

[03:03.974]深い眠りの奥いつか

[03:07.641]鼓動を確かめて

[03:10.766]全て夢だった

[03:12.669]そして混沌は

[03:14.658]また花開く、と歩き出す

[03:17.978]眩んだ視界の先十のうち

[03:21.563]君はもう遠く

[03:24.595]薄い透明のベールをひらり纏い

[03:30.413]闇を飾っていく