[00:15.970] 蝉の声を聞く度に
[00:18.597] 目に浮かぶ九十九里浜
[00:22.147] 皺々の祖母の手を離れ
[00:25.710] 独りで訪れた歓楽街
[00:28.900] ママは此処の女王様
[00:33.110] 生き写しの様なあたし
[00:36.576] 誰しもが手を伸べて
[00:39.273] 子供ながらに魅せられた歓楽街
[00:43.387] 十五になったあたしを
[00:46.937] 置いて女王は消えた
[00:50.713] 毎週金曜日に来ていた
[00:54.279] 男と暮らすのだろう
[01:03.217] 「一度栄えし者でも
[01:06.978] 必ずや衰えゆく」
[01:10.491] その意味を知る時を迎え
[01:14.189] 足を踏み入れたは歓楽街
[01:17.516] 消えて行った女を憎めど夏は今
[01:24.521] 女王と云う肩書きを誇らしげに掲げる
[01:58.065] 女に成ったあたしが
[02:01.965] 売るのは自分だけで
[02:05.726] 同情を欲したときに
[02:09.176] 全てを失うだろう
[02:12.516] JR新宿駅の東口を出たら
[02:19.928] 其処はあたしの庭
[02:23.316] 大遊戯場歌舞伎町
[02:34.550] 今夜からは此の町で
[02:39.155] 娘のあたしが女王
[02:53.479]
蝉の声を聞く度に
目に浮かぶ九十九里浜
皺々の祖母の手を離れ
独りで訪れた歓楽街
ママは此処の女王様
生き写しの様なあたし
誰しもが手を伸べて
子供ながらに魅せられた歓楽街
十五になったあたしを
置いて女王は消えた
毎週金曜日に来ていた
男と暮らすのだろう
「一度栄えし者でも
必ずや衰えゆく」
その意味を知る時を迎え
足を踏み入れたは歓楽街
消えて行った女を憎めど夏は今
女王と云う肩書きを誇らしげに掲げる
女に成ったあたしが
売るのは自分だけで
同情を欲したときに
全てを失うだろう
JR新宿駅の東口を出たら
其処はあたしの庭
大遊戯場歌舞伎町
今夜からは此の町で
娘のあたしが女王