[00:10.60]煤けたの硝子玉淡い月と碧い夜

[00:18.21]それだけを映して時の函に横だわっていた

[00:30.16]優しく触れた指くるりくるり捲かれてく

[00:37.69]発条の魔法が壊れていた魂にかかった

[00:47.43]暗くくすんでいた世界

[00:53.12]色を与えてくれた嗚呼旋律は

[01:00.25]この朽ちゆく身すら救済

[01:06.63]踊ろう唯その意の侭人形に意思は要らない

[01:14.76]黄金の繰糸が紡いでくお伽話が一つだけの真実

[01:26.34]それ以外棄ててしまおう

[01:30.66]憧れが染み付いた琥珀も絶望が染み付いた瑠璃も

[01:45.35]下限の三日月の欠けた影の一片を

[01:53.18]繕ってくれたから人の形を纏えたんだ

[02:04.46]時計の歯車がくるりくるり廻り出す

[02:12.15]調律師の振るう指揮棒こそが命の鼓動さ

[02:21.88]例え崩れていく世界

[02:28.37]潰えてしまおうとも嗚呼構わない

[02:34.61]そう痛みなどない救済い

[03:00.69]歌おう 唯欲しいのは 完璧な環を成す輪舞曲

[03:08.62]黄金の琴糸が奏でゆく絢なる調べたった一つの星

[03:20.42]この魂燃え尽きても

[03:24.35]溶けてゆく硝子にも映そう永遠に消えはしない愛を