夜をどこかへ置いてきたって

君は遠くへ離れていった

涙とため息は紛れ

見えないまま流れ落ちるよ

 

歩く速さを合わせてみたって

並べないまま逸れていった

ここにはもう居られないな

言わないで

まだ遠く遠くへ

 

叶うだろうか

思ってもない言葉に

朝を遠ざけた

灯りは点けないままで良いい

 

今でもそうだ

隠れたまま

名前も捨てたまま

春は遠かった

来ないみたいだ

 

同じ夜を思って歌ってみたって

届かないままで消えていった

明日を待つ願いなんで

言わないで

まだここにいるよ

 

同じ夜をどこかへ置いてきたって

その手は肩を滑り落ちた

やがて日も暮れてしまって

見えないまま

流れ落ちるよ

 

君がどこかへ行こうとしたって

離れた手を繋げずにいたんだ

明日がもう過ぎ去ったなら

言わないで

まだ遠く遠くへ

 

分かち合えば足りないままで

君の声

離れやしないな

 

夜をどこかへ置いてきたって

君が遠くへ行こうとしたって