[00:22.51]季節は次々死んでいく

[00:27.81]絶命の声が風になる

[00:33.07]色めく街の酔えない男

[00:38.47]月を見上げるのはここじゃ無粋

[00:43.77]泥に足もつれる生活に

[00:49.08]雨はアルコールの味がした

[00:54.36]アパシーな目で彷徨う街で

[00:59.50]挙動不審のイノセント駅前にて

[01:05.05]僕が僕と呼ぶには不確かな

[01:10.30]半透明な影が生きてる風だ

[01:15.67]雨に歌えば雲は割れるか

[01:20.95]賑やかな夏の干涸びた命だ

[01:26.33]拝啓忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩

[01:35.63]最低な日々の最悪な夢の

[01:40.69]残骸を捨てては行けずここで息絶えようと

[01:47.57]後世花は咲き君に伝う変遷の詩

[01:57.08]苦悩にまみれて嘆き悲しみ

[02:02.33]それでも途絶えぬ歌に陽は射さずとも

[02:19.84]疲れた顔に足を引きずって

[02:25.05]照り返す夕日に顔をしかめて

[02:30.45]行こうか戻ろうか悩みはするけど

[02:35.95]しばらくすれば歩き出す背中

[02:41.27]そうだ行かねばならぬ

[02:45.15]何はなくとも生きて行くのだ

[02:50.51]僕らはどうせ拾った命だ

[02:55.72]ここに置いてくよなけなしの

[03:05.13]拝啓今は亡き過去を想う望郷の詩

[03:14.42]最低な日々が最悪な夢が

[03:19.62]始まりだったと思えば随分遠くだ

[03:26.35]どうせ花は散り輪廻の輪に還る命

[03:35.40]苦悩にまみれて嘆き悲しみ

[03:41.06]それでも途絶えぬ歌に陽は射さずとも

[03:58.46]季節は次々生き返る