[00:07.48] 彷徨う魂　夜にねむり

[00:11.67] 冷える脳に　きこえる声

[00:15.29] かきけしてはまた　探している

[00:19.17] 無数の音と　憂いの跡

[00:23.03]

[00:23.17] 恐ろしく　美しくとも

[00:26.67] 花ほど儚く　咲くことはない

[00:30.40] 消える匂いは　藤の花

[00:34.23] 揺れる瞳は　焔色

[00:38.22]

[00:38.35] 妖艶に舞う花びらが

[00:41.83] くりかえす記憶をも　塗り替える

[00:45.71] 深い底まで　潜り込む

[00:49.53] 意識のその先も　知らぬまま

[00:55.26]

[01:01.34] 見上げた空は 黒く染まり

[01:05.29] 口に残る もうどくの味

[01:09.15] おいこしてはまた 探している

[01:12.94] ひとりきり 灰の海のなか

[01:16.78]

[01:16.90] おぞましく　麗しくとも

[01:20.21] 月ほど愛しく　満ちることはない

[01:24.31] 失うものなど　何もない

[01:28.00] 刻む鼓動を　鳴らすだけ

[01:31.86]

[01:32.22] 永遠を捨てる者だけが

[01:35.55] 燃え上がる本能を　呼び覚ませる

[01:39.53] きつく結う髪　風になびく

[01:43.49] 猛き想い　覚悟を決めるように

[01:48.13]

[01:55.96] 迷い子や　消え入る灯りをただ求め

[02:03.11] 歩めや　さあさ　この手のなる方へ

[02:12.92]

[02:25.85] 咽び泣く　声も　残らず

[02:29.47] 煙よ　隠してくれはしないか

[02:33.26] かすむ視界　まだ晴れぬまま

[02:37.14] 絶えず　彩る　鮮やかに

[02:40.88]

[02:41.62] 生命を描く両手なら

[02:45.18] 這い上がる明日を　救い出せる

[02:49.19] 羅列された運命から

[02:52.87] 離れていく未来もみつめて

[02:57.06]

[02:57.21] 妖艶に舞う花びらが

[03:00.51] くりかえす記憶をも　塗り替える

[03:04.37] 白く染まる　何もかも

[03:08.16] 瞳は静寂を　映し出す

[03:15.30]