[00:00.01]「彼女こそ…私のエリスなのだろうか…」
[00:04.61]
[00:07.85]「--箱庭を騙る檻の中で 禁断の海馬(器官)に手を加えて
[00:24.45]驕れる無能の創造神にでも 成った心算なの……」
[00:39.55]... Love wishing to the "Ark"
[00:42.95](崩壊 其れは孕み続けた季節 二月の雪の日 「妹」の記憶)
[00:49.37]「我々を楽園へ導ける箱舟は 哀れなる魂を大地から解き放つ
[00:56.64]救いを求める貴女にArkを与えよう」
[01:00.44](それ)は月光を受けて銀色に煌いた…
[01:04.10]想い出まで裏切った 冷たい言葉の雨
[01:11.16]幸せだった二人 永遠に届かなくなる前に…
[01:18.98]「ねぇ何故変わってしまったの? あんなにも愛し合っていたのに…」
[01:27.22]涙を微笑みに換え詰め寄る 「Arkと呼ばれる物」(Knife)を握って…
[01:34.58]--愛憎の箱舟(Ark)
[01:39.32]「さぁ…楽园へ还りましょう、お兄様…」
[01:53.13](因果 其れは手繰り寄せた糸 六月の雨の日 「兄」の記憶)
[01:59.70]信じてたその人に裏切った少女
[02:03.63]逃げ込んだ楽園は信仰という狂気
[02:06.87]新しい世界へと羽ばたける自己暗示
[02:10.58]澄み渡る覚醒は進行という凶器
[02:14.48]最期の瞬間に廻った 歪な愛の記憶
[02:21.52]脆弱な精神が堪えきれず あの日嘘を吐いた…
[02:29.36]律すれば律する程堕ちる 赦させぬ想いに灼かれながら
[02:37.53]まぐわう傷は深く甘く 破滅へ誘う…
[02:45.13]--背徳の箱舟(Ark)
[02:49.56]「さぁ…楽园へ还りましょう、お兄様…」
[03:03.73]被験体#1096 通称「妹」
[03:07.47]被験体#1076 通称「兄」
[03:10.95]<症例番号12>
[03:12.97]過剰投影型依存における袋小路の模型
[03:16.41]即ち<虚妄型箱舟依存症候群>(Ark)
[03:18.45]限りなく同一に近づける 追憶は狂気にも似た幻想
[03:32.89]求める儘に唇を奪い合い 少しずつ楽園を追われてゆく
[03:47.78]同じ心的外傷重ねれば響きあう けれどそれ以上には…
[04:02.99]「--箱庭を騙る檻の中で 禁断の海馬(器官)に手を加えて
[04:19.49]驕れる無能の創造神にでも 成った心算なの?」か…
[04:31.98]
[04:51.87]在りし日に咲かせた花弁は 暗闇に散り逝くように凛と
[05:00.11]少女の声色で囁く「楽園へ還りましょう」…
[05:07.59]... Love wishing to the "Ark"
[05:11.01]監視卿(Watcher)は天を仰ぎ深い溜息を吐く
[05:13.85]失った筈の<左手の薬指>(場所)が虚しく疼いた
[05:17.20]--ふと彼が監視鏡の向こうへ視線を戻すと
[05:20.05]嗚呼…いつの間にか少女の背後には「仮面の男」が立っていた--
[05:25.10]
「彼女こそ…私のエリスなのだろうか…」
「--箱庭を騙る檻の中で 禁断の海馬(器官)に手を加えて
驕れる無能の創造神にでも 成った心算なの……」
... Love wishing to the "Ark"
(崩壊 其れは孕み続けた季節 二月の雪の日 「妹」の記憶)
「我々を楽園へ導ける箱舟は 哀れなる魂を大地から解き放つ
救いを求める貴女にArkを与えよう」
(それ)は月光を受けて銀色に煌いた…
想い出まで裏切った 冷たい言葉の雨
幸せだった二人 永遠に届かなくなる前に…
「ねぇ何故変わってしまったの? あんなにも愛し合っていたのに…」
涙を微笑みに換え詰め寄る 「Arkと呼ばれる物」(Knife)を握って…
--愛憎の箱舟(Ark)
「さぁ…楽园へ还りましょう、お兄様…」
(因果 其れは手繰り寄せた糸 六月の雨の日 「兄」の記憶)
信じてたその人に裏切った少女
逃げ込んだ楽園は信仰という狂気
新しい世界へと羽ばたける自己暗示
澄み渡る覚醒は進行という凶器
最期の瞬間に廻った 歪な愛の記憶
脆弱な精神が堪えきれず あの日嘘を吐いた…
律すれば律する程堕ちる 赦させぬ想いに灼かれながら
まぐわう傷は深く甘く 破滅へ誘う…
--背徳の箱舟(Ark)
「さぁ…楽园へ还りましょう、お兄様…」
被験体#1096 通称「妹」
被験体#1076 通称「兄」
<症例番号12>
過剰投影型依存における袋小路の模型
即ち<虚妄型箱舟依存症候群>(Ark)
限りなく同一に近づける 追憶は狂気にも似た幻想
求める儘に唇を奪い合い 少しずつ楽園を追われてゆく
同じ心的外傷重ねれば響きあう けれどそれ以上には…
「--箱庭を騙る檻の中で 禁断の海馬(器官)に手を加えて
驕れる無能の創造神にでも 成った心算なの?」か…
在りし日に咲かせた花弁は 暗闇に散り逝くように凛と
少女の声色で囁く「楽園へ還りましょう」…
... Love wishing to the "Ark"
監視卿(Watcher)は天を仰ぎ深い溜息を吐く
失った筈の<左手の薬指>(場所)が虚しく疼いた
--ふと彼が監視鏡の向こうへ視線を戻すと
嗚呼…いつの間にか少女の背後には「仮面の男」が立っていた--